主なモンゴル語研究者

2006年1月16日1コメント

モンゴル語研究で有名な国内外の学者。

【シュミット】 (1779-1847)

【ウラジミルツォフ】(1884-1931) サンクトペテルブルク大学に在籍し、モンゴル語、モンゴル史、口承文芸、人類学などの研究を行った。1929年にモンゴル語文法の本を出版。モンゴル語の変遷にもとづく時代区分を提唱。

【ダムディンスレン】 (1908-1987) 作家。モンゴル語キリル文字表記の正書法を考案。ロシア語-モンゴル語辞典の編纂。1957年に元朝秘史の現代語訳を出版。

【リゲティ】 (1902-1987) ハンガリー人。元朝秘史、ソバシドなどのハンガリー語訳を出版。モンゴル語とハンガリー語の関係を始めとするアルタイ諸語研究。

【ロプサンワンダン】 (1910-1983) モンゴル語学者。教育活動に力を注いだ。モンゴル語の方言区分に下位分類の概念を導入。『現代モンゴル語の成り立ち』など。

【モステル】 (1881-1971) カトリックの伝道のために内蒙古に赴き、オルドスに20年間滞在。『オルドス辞典』を編纂。モングォル語(土族語)の研究。モンゴル語主要文献を解説つきで出版。

【ぺリオ】 (1878-1945) フランス人。モンゴル語の通時的変化をアルタイ諸語、モンゴル語方言などとの比較から検討した。

【ポッペ】 (1897-1991) モンゴル語を中心とするアルタイ語研究を行った。モンゴル文語文法、ブリアート・ダゴールの調査、英雄叙事詩、ムカデマット辞典、パスパ文字研究など。

【ラムステット】(1873-1950) スウェーデン系フィンランド人。ウラル語およびアルタイ諸語研究を行った。外モンゴルにて調査を行う。1935年に『カルムイク辞典』を刊行。

【リンチェン】 (1905-1987)

【服部四郎】 (1908-1995) 日本の言語学の確立者。幅広い言語を研究対象とし、『元朝秘史』をはじめとする蒙古諸語の研究も行った。『音声学』『アルタイ諸言語の研究』などを著す。

【トゥムルトゴー】 () モンゴル国科学アカデミー会員。モンゴル国教育大学教授。『現代蒙英日辞典』(開明書院)を編纂。従来の語源研究中心だったモンゴル国におけるモンゴル語研究に、一般言語学的な手法を導入。

【小沢重男】(1926-) 『現代モンゴル語辞典』(大学書林)を編纂。元朝秘史研究の世界的な権威。

【田中克彦】(1934-) 言語学者、モンゴル学者。一橋大学名誉教授。近代のモンゴル社会の変革に関する詳細な記録。精力的に出版活動を行なっている。

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