【オイラト諸方言】 モンゴル語の三大方言のひとつ。広くオイラト系の諸部族によって話されている言葉を指すが、狭義には新疆ウイグル自治区のオイラト方言、およびその「オイラト文語」を指すことがある。新疆にはオイラト・モンゴル語を書き表すものとしてトド文字がある。なお、ロシアのカルムイクで話されているカルムイク語は、系統的にもオイラト方言の一部であり、他のオイラト方言話者との間で意思の疎通は容易だとされる。
【オイラト族】 かつてはジュンガル盆地を中心に移動と分散を繰り返してきた、モンゴル西部の諸部族の総称。現在ではその居住地は、ロシアのカスピ海沿岸、モンゴル西部、中国西北部にまたがって点在している。
【オイラトの分布地域】
・モンゴル国西部(ホブド県、オブス県、バヤンウルギー県)
・中国新疆ウイグル自治区(バインゴル、ボルタラ、ホボクサイル、タルバガタイなどの蒙古族自治州)
・中国青海省(河西、河南蒙古族自治州など)
・中国甘粛省(粛北蒙古族自治県)
・中国内蒙古自治区西部(エジナ旗、アラシャン右旗、アラシャン左旗)
・ロシアのカルムイク自治共和国
・キルギス共和国(イシク・クル湖近く)
【オイラト族の人口】 約28万5千人(うちモンゴル国に15万人、中国に13万5千人)。この他、カルムイク共和国に13万5千人のカルムイク族が居住。
【オイラト系の諸部族】
・トルグート部族
・チョロス部族
・ドルブト部族
・ザハチン部族
・ウールド部族
・ホシュート部族
・コイト部族
・バヤト部族
・エルート部族
・ウリヤンハイ部族
・ミンガト部族
【オイラトの方言区分】
・トルグート方言
・ドルブト方言
・ザハチン方言
・ウールド方言
・バヤド方言
・ウリヤンハイ方言
・ミンガト方言
【ハルハ方言】 世界のモンゴル語の標準語・共通語的な役割を担っている。モンゴル国内のモンゴル語のキリル文字正書法は、ハルハ方言の発音を基礎として定められたもの。モンゴル国の大多数はハルハ方言の話者か、あるいは自分の母語方言以外にハルハ方言を話すことができる。内蒙古のモンゴル語はハルハ方言に非常に近いとされ、広い意味でのハルハ方言として分類されることがある。
【ハルハ族の人口】 モンゴル国のマジョリティーであることが影響してハルハ部族を自称している人が多いが、正確な人口は不明。近年の法制改定で自らの氏姓を登録することが義務付けられたが、かなりの人がハルハ部族に固有の氏姓で登録したという。ハルハ方言の話者は約170万人とされる。
【ハルハ族の居住地】 主にモンゴル国内。ウランバートルを中心としたモンゴル中部地域。
【ハルハ系の諸部族】
・西ハルハ
・イルジゲン・ハルハ
・ボルジギン・ハルハ
【ブリアート方言】 ロシアのバイカル湖を中心に広く話されているモンゴル語の三大方言の一つ。ブリアート方言はさらに数多くの下位方言に分かれており、その方言間の差異は大きいため、同じブリアート方言の話者でも意思の疎通が不可能な場合がある。現在、ブリアート方言の表記にはキリル文字が使用されているが、正書法はハルハ方言のものとは異なる。
【ブリアート族の居住地】
・ロシア・ブリアート自治共和国
・モンゴル国北東部
・中国内蒙古(フルンボイル盟)
中国内蒙古に居住するブリアート族は、ロシア革命の時代に移住してきた人たちである。
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すみません。オイラト族は自分の文化、習慣をもっている。モンゴル語の方言ではありません。違います。もちろん モンゴル文字を改良してオイラトのトド文字を作ったことあるしそのほかの原因もあるので、お互い影響受けています。真実のことを掲載していただければいいと思います。私はオイラト族の人です。よろしくお願いします。
オイラト族とは言っていますが、オイラト族の人はモンゴルじゃないという事ですか?教えて下さい!オイラトモンゴルとよく言われているんじゃないですか?民族が別になっているんですか?オイラト語とモンゴル語は通じますか?
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