モンゴル諸語について

2006年1月16日0 コメント

【モンゴル語(Mongolian)】 主にハルハ方言、オイラト方言、ブリアート方言などに分けられる。居住地域はロシア、モンゴル国、中国にまたがっている。世界の話者人口は約700万人。

【ダゴール語(Dagur)】 ダゴール族は中国内蒙古フルンボイル盟、黒龍江省チチハル市、ノニ・ゴル、新疆ウイグル自治区コルジャなどに居住。人口は121,357人[1990]

【東郷語(Dunshan)】 サンタ語ともいう。東郷族は主に甘粛省臨夏回族自治州の東郷自治県に居住。少数ながら青海省、寧夏回族自治区、新疆ウイグル自治区にも居住。人口は373,872人[1990年]

【保安語(Baoan)】 保安族は中国甘粛省リンシャン県、青海省トゥンジン県などに居住。人口は12,212人[1990]

【土族語(Monguor)】 土族は青海省、甘粛省に居住。人口は192,568人[1990]

【東部裕固語(Shar yugur)】 裕固族のうち東部裕固族はモンゴル系の言語を、西部裕固族はテュルク系の言語を話す。甘粛省の一部の県に居住。人口は12,297人[1990]

【モゴール語(Mogol)】 アフガニスタンのヘラート、マイマナ、バダクシャン県に居住。人口は不明。

【雲南蒙古語】 中国雲南省に居住。人口は14,000人


【モンゴル語の三大方言】
 ・ハルハ方言(Khalkha)・・・モンゴル国で広く話されており、世界のモンゴル語諸方言の共通語としての役割を果たしている。
 ・オイラト方言(Oirat)・・・モンゴル国の西部から中国新疆ウイグル自治区の北部にかけて話されている。ロシアのカルムイク共和国で話されているカルムイク(Kalmuck)方言もオイラート方言と近い関係にある。
 ・ブリアート方言(Buryat)・・・ロシアのブリアート自治共和国、モンゴル国の北東部で話されている。

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