電子化による伝統モンゴル文字復活運動

2007年8月29日0 コメント

約800年もの歴史を持つ伝統モンゴル文字(縦書きのウイグル式モンゴル文字)は、モンゴル国で1946年にキリル文字が採用されて以来使用が廃れていたが、現在ユネスコはこの伝統モンゴル文字を復活する活動を支援している。

モンゴル国においては、ユネスコの助成を受け、モンゴル国立大学とモンゴル国立科学技術大学の提携により、ワープロやオンライン出版などでの伝統モンゴル文字の使用を促進するための「伝統モンゴル文字文書の電子化ツール開発」プロジェクトが起動中だ。

両大学は、伝統モンゴル文字・キリル文字表記による語彙数55,000語のデータベースを構築しており、これに基づいた正書法の辞書も出版が予定されている。さらに、モンゴル語スペルチェッカーやユニコード対応のオープンタイプ伝統モンゴル文字フォントも完成間近だという(2005年12月現在)。

<参考サイト>
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=20774&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html
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