モンゴルの音楽・楽器

2006年1月16日0 コメント

【オルティン・ドー】 長い歌の意。モンゴルの伝統的な民謡。声を長く伸ばして声を長く伸ばし、喉を振るわせる独特の技法を持つ。主に馬頭琴の伴奏によって歌われる。

【ボギノ・ドー】 オルティン・ドーに対比した、短い歌の総称。

【ホーミー】 喉で発声した声を口腔内に共鳴させた倍音で、同時に二つの音を出しながらメロディーを歌うもの。

【馬頭琴】 馬の頭の形を模して作られた。弓と弦には馬の尾、またはナイロンが用いられる。本体は白樺やエゾマツによって作られる。死んだ愛馬の形見にその尻尾で楽器を作ったとする『スフの白い馬』(内蒙古に伝わる)、『ホホー・ナムジル』(モンゴル国に伝わる)などの民話が有名。

【リンベ】 竹製の横笛。

【シャンズ】 三線。撥弦楽器。

【ヨーチン】 揚琴(洋琴)。多弦の打弦楽器。古代ペルシャの打弦楽器サントゥールを起源とし、中国文化の影響が強かった国々に広く存在し、朝鮮では「ヤングム」、タイでは「キム」と呼ばれる。ホーミーの伴奏に使用されることが多い。

【ホーチル】 二胡。四弦楽器。

【ヤトガ】 琴。14弦で日本の琴によく似ている。

【ヘル・ホール】 アマン・ホールとも呼ばれる。口琴の一種。

その他、仏教儀式に銅鑼・鉦・笛・太鼓などが、シャーマンの祈祷にタンバリン型の太鼓が用いられる。

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